
まいのち行動のコラム


おおさかの今をおおさかで食べる

地元で作ったものを地元で食べること。
そうすることで新鮮なものが味わえますし、地元の食文化を知る機会にもなります。
これを「地産地消」といいます。
例えばスーパーなどで商品の横に生産者さんの紹介があると、どんな人が作ったかわかるので安心して食べられますよね。イベントなどでは生産者さんと直接話せる機会も増えるので、食についてもっと知ることができます。
さらに、地元の生産者さんががんばって作ったものが売れることで、その地域が活気づきます。
大阪府では、大阪で採れた新鮮なお野菜や果物、お肉、お魚などの一次製品と、それらを使った加工品をまとめて「大阪産(もん)」としてPRしています。店頭でこのマークを探して、地産地消を意識してみてください。
フード・マイレージという考え方
日本は、世界中のいろんな国や地域から、たくさんの食べ物を輸入していますよね。このとき、食べ物をお店まで運ぶ距離が長くなればなるほど、環境への負荷も大きくなってしまうんです。
この「食べ物をお店まで運ぶ距離」のことを、数字で表したのが「フード・マイレージ」という考え方です。つまり、フード・マイレージが短いということは、その食べ物が遠くから運ばれてこなかった、つまり環境にやさしい食べ物だということなのです。
だから、日本の食べ物ももっと国産のものを使い、さらにはできるだけ地元で採れたものを食べようという動きが広がっています。こうすることで、環境への負荷を減らすことが期待されています。環境への負荷が減ることで、私たちの暮らしを支える食料や水、気候の安定など、多様な生物が関わりあう生態系への影響を減らすことができます。
さらに、自分が住んでいる地域でとれた食材に関心を持てば、季節の変化にも気付きやすくなり、その土地ならではの食文化の知識も自然と身に付きます。
大阪産(もん)をもっと身近に!
大阪産(もん)は、大阪の良い品ということで「品」の字をモチーフに、「農産物や林産物などをイメージする萌葱色」、「魚介類などをイメージする孔雀青」、「つくり手」の温かみや情熱など「大阪産(もん)」を支える人々をイメージする金茶色」を3つの「円」で表し、活動や連携の「輪・環」をつくって広げることを表しています。
この3色の丸の大阪産(もん)マークを手掛かりに、「地産地消」を味わって楽しんでみてくださいね。
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