衣替えの季節は、自分のクローゼットを見直すタイミングですが、たくさん服があっても着こなせていない、本当に着たいものがない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
クローゼット整理は、単に片付けるのではなく、自分にとって何が大切かをじっくり見つめ直して、心地よいものだけで満たす。そんな機会にもなります。
必要なものだけを購入し、長く使えるお気に入りを見つける。そんな暮らしの選択をしてみませんか?
★1枚の服が与える環境への負荷は?
実は、手放す枚数より、購入する枚数の方が多く、一年間一回も着られていない服が一人あたり35着もあるという統計データもあります。
1枚の服を製造するために、原材料の調達から衣類の輸送までの行程に大量のエネルギーや資源を消費します。例えば、1枚の服をつくるのに、水の消費量は、2,300ℓ(浴槽11杯分)を使います。
また、国内における供給される量は増加する一方で、価格は年々安くなり、衣服のライフサイクルの短期化や大量廃棄への流れも懸念されています。

★不要な服は、次の行き先を見つける。
不要だと判断した服は、そのまま捨てると大きなゴミになってしまうので、その服の状態によって次の行き先を決めてあげましょう。最近は、ショップでの回収など、様々な選択肢があります。
・リサイクルショップやフリマサイトに出す
・自治体の回収に出す
・メーカー/ショップ回収に出す
・掃除に使う
などがあります。
大量の服も新たな持ち主に渡ることやリサイクルすることで、環境に負荷をかけず、今ある資源を活用することができます。
服と環境問題の現状をより詳細に掲載している記事は下記になります。
https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/