オーガニック農法、オーガニック食品、オーガニックコットン、など最近「オーガニック」という言葉をよく耳にするようになりました。オーガニックとは「安全なもの」「環境に配慮した生産方法のもの」「化学合成農薬や化学合成物質をさけて生産されたもの」という意味で使われることが一般的です。

私たちにとっても、環境にとってもいいイメージの「オーガニック」商品ですが、一部のオーガニック認証以外には日本には公の認証制度がありません。オーガニックと書いてある商品でも、なにをオーガニックと表現しているのか見極めることが重要です。

オーガニックについて、日本にある公の認証制度はこの二つです。

GOTS認証（衣服）

GOTS認証は、Global Organic Textile Standardの略で、有機繊維製品の世界的な基準です。コットンやウール、麻などの天然繊維から作られた製品が、環境と社会に配慮して生産されたことを保証する国際的な認証です。

有機JASマーク（食品）

有機JASマークは、農林水産省が定める有機食品の認証制度である「有機JAS制度」に基づき、農薬や化学肥料を極力使用せず、自然の力で育てられた食品であることを示すマークです。
上記マークがないオーガニックの商品を選ぶ時には、何をもってオーガニックを謳っているのか自分自身で調べて判断する必要があります。

環境に配慮した選択では、原料だけでなく、自分の手に届くまですべてに配慮した商品を選んでみませんか。
環境に配慮した生産方法は、生態系への影響を減らすことにつながります。環境に配慮した生産方法による商品を買うことで、その生産方法（生産者）を応援することができます。