大阪湾は、魚庭(なにわ)の海と呼ばれ、新鮮な魚介類の供給や、海上交通の場、レクリエーションの場、生活にうるおいや安らぎを与えてくれるなど、昔から人とのつながりが深く、かけがえのない存在です。
明石海峡、紀淡海峡からの潮流と、淀川、大和川からの豊富な栄養に恵まれ、よく肥えた魚が育ちます。
大阪を示す「なにわ」の語源については、魚に起源を持つ魚場(なにわ)=魚庭が語源であり、「茅渟(ちぬ)の海」とともに、大阪府沿岸海域が魚介類の豊富な海であったことに由来するという説があります。
府内に水揚げされた新鮮な魚介類は、様々な流通経路を経て出荷・流通していきます。漁港の朝市や青空市場等でも販売されており、水揚げされたその日のうちに食卓に並ぶことも可能です。
大阪府では、大阪産(もん)魚介類として、冷凍一次加工品があり入手しやすい、比較的水揚げが多い、ブランド化を進めているなど、おすすめ魚介類10種を紹介しています。(下記、リンク参照)
大阪湾で獲れた魚介類を大阪で食べることで、輸送にかかるエネルギ-を削減することになります。
また、自分の生活も含めた森里川海の多様な生態系のつながりを、水という繋がりによって感じることができます。
大阪湾には、海釣りができる公園(堺市の海釣りテラス、岬町のとっとパーク小島)なども何か所かあるので、海の恵みを実感しに、お出かけしてみませんか。