当社では、大阪府が推進する「アドプトフォレスト制度」に賛同し、高槻市原城山にて森林保全活動を行っています。
この取り組みはCSR活動の一環として2012年よりスタートし、10年以上にわたり、年間3回のペースで社員約70名が広葉樹の植栽や竹林の整備に参加しています。現地では、森林組合の方々にご指導いただきながら、必要な木の選別や伐採すべき木の判断など、専門的な知識を学びつつ、自然と向き合う作業に丁寧に取り組んでいます。
森づくりを通して、社員の環境意識や地域貢献への理解も深まり、企業としての社会的責任を果たすだけでなく、持続可能な未来への一歩として貴重な経験を重ねています。
伐採した竹は、これまで現地で土に還す方法を中心に処理してきましたが、近年ではその有効活用にも取り組んでいます。現在は、竹細工としての再利用や、竹炭・墨などへの加工といった活用方法を検討しており、単なる伐採・処理にとどまらない、資源循環型の取り組みを目指しています。
地域の伝統や文化を活かした竹細工によるものづくりや、環境負荷の低い燃料や土壌改良材としての竹炭の利用など、竹の持つ可能性を最大限に引き出しながら、循環型社会の実現にも貢献できるよう取り組みを進めています。