暮らしを支える、食料や水の供給、気候の安定など自然から得られる恵みのことを生態系サービスと呼びます。
生態系サービスは、食べもの・木材・衣類・水・医薬品などの供給サービス、大気や水をきれいにし気候の調整してくれる調整サービス、野外レクリエーションや音楽を聴くなどの娯楽により人間生活を豊かにする文化的サービス、植物の光合成や水の循環など他のサービスの土台となる基盤サービスの4つに分類されています。
そういった多面的機能がある生態系サービスですが、過剰な利用によって複数の機能が同時に失われてしまうこともありますが、一方で利用不足による生態系サービスの劣化の場合もあります。
身近な生態系サービスを知り、その恵みを自分自身が認識することが、生態系サービスの適切な活用といった生物多様性の保全に繋がっていきます。