スズメバチやアシナガバチは毒針を持っている。巣に近づくと攻撃される。蜂には気をつけよう。縞模様の黄色と黒色そしてくびれた形から蜂と判断する。その蜂に似せる者たちがいる。アブの仲間だけでなく、蛾やカミキリムシなのだ。
なぜ、その形に似せているのだろう。蜂は、人間だけでなく”蜂に違いない”と思っている者がいるのではないか。蜂は、苦手と思って、よける、避ける、遠ざかってくれたら、ありがたい。私たちは、それを擬態というが、昆虫たちは擬態するのは、その効果を利用しているのではないか。
人間は、他の生き物より、知恵がある、賢いと思っているが、生き延びる知恵なら、人間以外でも進化させている昆虫たちがいる。相手が何を考えていることまで、憶測できないが、蜂ではないかと思わせる作戦。そして、そうかもと思わせる。生き物は、多くのつながりの中で、生き延びてきた。それが、真似していると言われようとかまわない。人間は、見た形だけでなく、言葉や表情そしてコミュニケーションから敵かも、味方かもと推測する。
アメリカに住んでいるホタルの仲間で、発光の合図を真似て、おびき寄せ、食べてしまうホタルがいるのだから、擬態というのは、色・形だけではないことが分かる。ジャコウアゲハは毒を持っており、その動きを真似ているチョウがいるとか。
人間だけが、人をだます高等技術を持っているのではない。騙し、騙されるが、騙すためには、その見本がいる。蜂を真似するには、毒針を持った蜂はいつごろ進化したのだろう。昆虫は、雑草などちょっとした場所でも注意してみたら、見つけることができる。葉をかじった痕、花が咲いているところなど、自然が良いと言うが、足元を見て欲しい。植物と昆虫はどんな暮らしをしているのだろう。虫が見つからないとあきらめず、一度見つけたら、見つけやすくなる。ちょっと近づいて見て欲しい。

